专利摘要:
剛性スピーカフレーム11、13、15、19、8と、該剛性スピーカフレームに取り付けられる永久磁石13と、該永久磁石と電磁力によって相互作用するようになっているボイスコイル巻線9とを備える、複合用途にも好適なラウドスピーカドライバ22。ボイスコイル巻線9は、軸方向運動をダイアフラムアセンブリ21へ伝えるようになっており、該ダイアフラムアセンブリは弾性外側セクション2を含み、該弾性外側セクションの外側リム5はスピーカフレーム11の外側部分に取りつけられる。ダイアフラムアセンブリ21は、弾性外側セクション2と弾性内側セクション3との間に取り付けられる実質的に剛性の主振動ダイアフラム4を備え、該実質的に剛性の主振動ダイアフラム4の内側リム10が上記スピーカフレーム8の内側部分に取り付けられる。上記ボイスコイル巻線9は、上記ボイスコイルフォーマー6を通して、上記ダイアフラムアセンブリ21を動かすようになっている主振動ダイアフラム4に固定されている。
公开号:JP2011514084A
申请号:JP2010549018
申请日:2008-03-05
公开日:2011-04-28
发明作者:オラヴィ ヴァーラ,アリ
申请人:ゲネレク オーワイ;
IPC主号:H04R1-24
专利说明:

[0001] 本発明はラウドスピーカに関する。より詳細には、本発明は新たな種類の駆動ユニットに関し、好ましい一実施の形態によると、該駆動ユニットは、入れ子式複合駆動ユニットとすることができ、中音周波数及び高周波数の音を再現する用途に特に好適である。]
背景技術

[0002] 複合ラウドスピーカは従来から、低周波数及び高周波数の好適な帯域を再現する少なくとも2つの駆動ユニットを備える。伝統的には、低周波及び高周波の駆動ユニットは別個のユニット(entities)であったが、応答及び指向性の不規則性がない高い忠実度を追求する場合、これらの駆動ユニットは幾分同心状に位置付けられる。したがって、改良された複合ラウドスピーカ駆動ユニットは通常、高周波駆動ユニットと一体化された低/中周波ユニットであり、この高周波ユニットはそれぞれ、システムの低周波ボイスコイルの正面、又はこれに近接して別々に取り付けられる。後者の例を、公開されている(in publication)特許文献1(Fincham)において見出すことができ、この場合、高周波ドライバが低周波ボイスコイルの内側に入れ子状になっており、該ボイスコイルが接触することなく軸方向に運動することができるように、十分な隙間を空けて該コイルから離間している。]
[0003] 複合又は同軸駆動ユニットの他の従来技術の例を、以下の公報において見出すことができる:
特許文献2
特許文献3
特許文献4
特許文献5]
[0004] 従来技術の設計には通常、高周波ダイアフラムと、その近接する境界を成す音響表面、主にその周囲を含む低周波コーンとの間の音響ミスマッチという難点がある。高周波ダイアフラムを低周波コーンのネックから前方へ持ち上げる場合(公開されている特許文献2及び特許文献4)、高周波ダイアフラムの放射の一部が低周波コーンに向けて後方へ方向付けられ、コーンから前方へさらに反射されて戻り、結果として高周波ダイアフラムからの直接放射と干渉する。これは、システムの音響周波数応答にコムフィルタ効果を生じさせることによって高周波ダイアフラムの高周波放射特性を低下させる。]
[0005] 公開されている特許文献1に記載されている適用例を参照すると、コーン(21)と高周波ダイアフラム(27)との間の、低周波コーンの軸方向運動を可能にするようにコーンと高周波ドライバ環状バッフル44との間に円形の隙間が残されている箇所において、別の種類の音響ミスマッチが生じる。この隙間は、高周波ダイアフラムの音響結合ミスマッチを形成し、その円形形状、及び上記ダイアフラムの放射波を放出する前面(radiated wave front)が放射状であることに起因して、通常はシステムの前方放射軸上で著しい回折が生じる。そのような回折の周波数範囲は通常、使用するドライバの幾何学的形状に応じて2kHz〜20kHzの間である。また、同じ現象によって外側の可撓性周囲部(22)が音響ミスマッチを生じ、結果として、ボイスコイルのネックと同様の方法であるが異なる周波数で放射状回折がもたらされる。公開されている特許文献5においては、周囲部の幾何学的形状を滑らかにすることによってこの問題を回避しようとする試みがなされている。]
[0006] 一般的に言えば、複合ラウドスピーカを提供しようとする既知の試みには、ダイアフラムの幾何学的形状が不連続的であることによって生じる複雑な機械的構造及び回折の問題という難点がある。通常、回折の問題は、結果として周波数応答及び指向性制御を損なう。]
先行技術

[0007] 米国特許第5548657号
米国特許第6493452号
米国特許第5604815号
米国特許第6356640号
米国特許第6745867号]
発明が解決しようとする課題

[0008] 本発明の目的は、複合ラウドスピーカ用途で使用することができ、上記欠点の少なくとも幾つかを克服する低/中周波駆動ユニットを提供することである。したがって、新たな種類の中音ドライバの構造原理が提示され、これは、上記中音ドライバの高調波歪を低減するために、軸方向運動のプッシュ・プル直線化原理を利用するデュアル放射状サスペンションダイアフラムによって実現されている音響結合の原理を提供する。]
[0009] さらに、本発明の目的は、高周波ダイアフラムの空気への音響結合が可能な限り連続的である、すなわち、二次的な音響放射を生じさせることによって上記ダイアフラムの直接放射と該二次的な放射との間の音響干渉をもたらす急激な不連続部が、特に放射状である(especially those of radialnature)上記ダイアフラムの直前の境界を成す幾何学的形状にない、原理を提供することである。これらによって、システムの高周波ドライバの軸上及び軸外の周波数応答が改善される。]
課題を解決するための手段

[0010] 本発明は、実質的に剛性のシャーシと、実質的に剛性の主振動ダイアフラムによって動かされる実質的に可撓性のサスペンション要素とを備える新たな種類のラウドスピーカドライバに基づく。]
[0011] より詳細には、本発明による装置は、従属クレームに記載されていることを特徴とする。]
[0012] 本発明によって相当な利点が得られる。従来技術の設計と比べて、本発明は、音波放射における回折という産物を低減し、この結果として、周波数応答がより滑らかになると共に指向性制御がより良好になる。本発明は、サスペンションの直線性が改善されることによって、音響高調波歪の低減から恩恵を受ける。また、本発明の機械的構造はかなり簡単なものであるため、既に利用可能な構成要素及び製作技術を適用することができ、本発明の経済的な製造が可能となる。]
[0013] ここで、本発明の幾つかの実施形態を、添付の図面を参照して詳細に説明することにする。]
図面の簡単な説明

[0014] 入れ子式の同軸用途における連続的なダイアフラムを有するドライバの断面図を示す。
入れ子式の同軸用途における分割されたダイアフラムを有するドライバの断面図を示す。
同軸複合ドライバアセンブリの分解図を示す。
ダイアフラムの軸方向オフセットとサスペンションスチフネスとの間の関係を示すプロットを示す。
1mm幅の内側半径方向隙間が、40mmのボイスコイルフォーマー内に取り付けられた25mmの入れ子状ドームツイータの周波数応答に与える影響の例を示す。]
実施例

[0015] 本発明の文脈において、「剛性」という用語は、システム内でボイスコイルのいずれかが生成した電気機械的な力が印加される結果として大きく振動するはずのない構造を意味し、「弾性」という用語は、システム内でボイスコイルのいずれかが生成した電気機械的な力が印加される結果として屈曲するか、圧縮するか又は拡張する構造を意味する。さらに、「前方方向」という用語は、音波がスピーカから主に放射する方向、すなわちダイアフラムの運動が想定される受音者に近づく方向を意味する。逆に、「後方方向」という用語は、前方方向の逆を意味する。それぞれ、「前面」及び「背面」という用語は、前方方向又は後方方向にあるスピーカの側面を表す。「ボイスコイルフォーマー」という用語は、ボイスコイルと振動ダイアフラムとを機械的に接続可能な任意の種類の構造を指すのに使用され、この接続が上記2つの構成要素間の直接結合であり得ることも意味する。]
[0016] 図1に示されるように、本発明の一実施形態によると、ラウドスピーカは、以下の構成要素を備える剛性フレームから形成される:外側剛性構造体11及び内側剛性構造体8、並びに支持構造体:(高周波ドライバ)取り付けアダプタ12、磁気ポールピース19、磁気回路ヨーク板14及び磁気回路背板15(これらはさらに説明するものとする)。ラウドスピーカ構造の最初に述べた部分は、エンクロージャの少なくとも一部へ接続するか又はこれを形成する。該部分はまた、内側剛性構造体8と、外側剛性構造体11及び内側剛性構造体8間、又は内側剛性構造体8内に位置する音発生部、すなわち振動部とを収納する。以下では、外側剛性構造体11はアセンブリシャーシ11、内側剛性構造体8は高周波ドライバシャーシ8とも称するものとする。] 図1
[0017] より詳細には、ドライバアセンブリ22が、スピーカアセンブリシャーシ11上に構築される入れ子式複合構造を有する。換言すると、スピーカアセンブリシャーシ11は、図1及び図2に示される、中音ドライバボイスコイルフォーマー6内に構築される中音ドライバ及び高周波ドライバを収容する。図1及び図2は断面図であるため、想像上の回転軸を表す垂直方向の点線が描かれている(feature)。中音ドライバボイスコイルフォーマー6の回転軸は、高周波ドライバボイスコイル20の軸と必ずしも同じである(equal)必要はないが、これが実際に最も可能性の高い実施態様である。高周波ボイスコイル20は本来極めて小さく、10mm〜55mmの好適な直径を有し得る。スピーカアセンブリシャーシ11は、そのリアフランジから磁気回路ヨーク板14へ接続されている。磁気回路ヨーク板14は、磁気回路背板15にさらに固定されている。これら2つの間には、磁気空隙23に連続的な磁界を提供する永久磁石13がある。一実施形態によると、永久磁石13は、外径が134mmで高さが20mmの、フェライト材料(例えば「Ferroxdure 300」)から成るリングである。磁気空隙23の磁束密度は好ましくは、6mmの高さ及び1.35mmの幅によって得られる1.4T(すなわちB=1.4T)である。] 図1 図2
[0018] 板14及び15、センターポールピース19及び永久磁石13は、ドライバのボイスコイルが運動するのに関連して磁気回路構造を形成する。磁気回路センターポールピース19も(高周波)取り付けアダプタ12に取り付けられ、これによってアセンブリシャーシ11が高周波ドライバシャーシ8へ接続される。図1に示すように、高周波ドライバシャーシ8を使用して、高周波ドライバダイアフラム7及びその磁石及び高周波ドライバボイスコイル巻線20を受け入れる(host)ことができる。一般的に考えると、高周波ドライバシャーシ8はダイアフラムアセンブリ21への取り付け部材である。高周波ドライバシャーシ8は、断面で測定した場合において、ボイスコイル20の運動軸とシャーシ8の半径方向の接線との間に30度〜80度の前方開放角を有し得るのが好適である。ボイスコイル巻線9とボイスコイルフォーマー6とを備えるボイスコイルアセンブリは、永久磁石13と、好適な直径が15mm〜110mmであり得るボイスコイル巻線9とが提供する電流誘起電磁力によって作用する。] 図1
[0019] ダイアフラムアセンブリ21は、その外側継目5からスピーカアセンブリシャーシ11に、その内側継目10から高周波ドライバシャーシ8に取り付けられている。ダイアフラムアセンブリ21にはさらに、実質的に剛性の主振動ダイアフラム4がその表面に取り付けられている。この取り付けは通常、上記ダイアフラム1及び4を一体部分にする接着、熱ラミネート、溶着又は成形によってなされ(manufactured)、この場合、主振動ダイアフラム4は、上記弾性ダイアフラム1の前側若しくは後側にあることかできるか、又は上記ダイアフラム1内に全体的に成形することができる。弾性ダイアフラム1自身は、弾性発泡ゴム、より詳細にはEPDM−NR−SBR閉殻ゴム(closed shell rubber)から成るのが好ましく、その好適な厚さは0.1mm〜6mm、好ましくはおよそ2mmであることができ、その硬さは20ショア〜50ショアであり、直径はおよそ120mmであり得る。ダイアフラム1及び主振動ダイアフラム4はネオプレン接着剤を使用して結合することができる。いずれの場合も、主振動ダイアフラム4に対する頑丈な取り付けがあるのが適当であり、主振動ダイアフラム4の好適な直径は35mm〜250mmであり、好適な厚さは0.05mm〜5mmであり得る。より詳細には、主振動ダイアフラム4は好ましくは、直径が100mmの、0.2mm厚の深絞りアルミニムシートから成る。さらに、主振動ダイアフラム4は、ボイスコイル9の運動軸と、ダイアフラム1の、その半径方向の接線との間を断面的に測定した場合に30度〜80度の前方開放角を有し得る。より詳細には、この角度は好適にはおよそ63度である。]
[0020] 主振動ダイアフラム4とスピーカアセンブリシャーシ11との間には、弾性ダイアフラム1が可撓性サスペンション要素として働き、主振動ダイアフラム4の軸方向運動を可能にする隙間が残されている。この隙間は外側半径方向セクション2と呼ばれる。この外側半径方向セクション2は弾性ダイアフラム1によって完全に覆われている。主振動ダイアフラム4と高周波ドライバシャーシ8との間には、弾性ダイアフラム1が可撓性サスペンション要素として働き、主振動ダイアフラム4の軸方向運動を可能にする隙間が残されている。この隙間は内側半径方向セクション3と呼ばれる。この内側半径方向セクション3は弾性ダイアフラム1によって完全に覆われている。スピーカアセンブリシャーシ11への可撓性ダイアフラム接合部、すなわちダイアフラムアセンブリの外側継目5とアセンブリシャーシ11との間の境界面は、音響回折を最小限に抑え、且つ特に同軸用途において高周波ドライバダイアフラム7の音響結合を改善するために、滑らかで連続的に作製されている。一般的に言えば、好適な滑らかさ、すなわち連続的な半径方向プロファイルは、ダイアフラム1と、シャーシ11との間の軸方向オフセットが、継目5にわたって測定した場合に2mm未満であり、ダイアフラム1と高周波シャーシ8との間の軸方向オフセットが継目18にわたって測定した場合に2mm未満であるものとして定義され得る。]
[0021] 主振動ダイアフラム4はボイスコイルフォーマー6へ接続されており、ボイスコイルフォーマー6はその他端にボイスコイル巻線9を有する。ボイスコイルフォーマー6は、51mmの直径及び30mmの長さを有する、0.1mm厚の圧延したアルミニウムシートから成ることができる。それぞれ、ボイスコイル巻線9は、2層の巻線長さが7mmである、0.3mm厚の銅張りアルミニウムワイヤから成ることができる。ボイスコイル巻線9は、電流誘起電磁力によって永久磁石13と共に働く。ボイスコイル巻線9の軸方向運動は、ボイスコイルフォーマー6によって主振動ダイアフラム4へ伝わる。主振動ダイアフラム4はボイスコイルフォーマー6を通してボイスコイル巻線9へ接続されており、またダイアフラムアセンブリ21は高周波ドライバシャーシ8へ接続されているため、従来のスパイダ型軸方向サスペンションは通常必要ではない。]
[0022] 主振動ダイアフラム4が軸方向に運動すると、この運動がダイアフラムアセンブリ21へ伝わる。この軸方向運動によって、外側半径方向セクション2及び内側半径方向セクション3が、軸方向及び半径方向に変形することによってこの運動と一致する。半径方向セクションのスチフネスとダイアフラムアセンブリ21の軸方向オフセットとの間の関係を図4に示す。上記変形の幾何学的形状は、正及び負(すなわち前方及び後方)の偏位(excursions)中に外側可撓性半径方向セクションと内側可撓性半径方向セクションとの間で対称性を有する。外側半径方向セクション2と、主振動ダイアフラム4と、内側半径方向セクション3との組み合わせは、同等のばね、剛性部材、ばね構造としても提示することができ、この場合、2つのばねはそれぞれ、非線形のスチフネス対偏位特性曲線を有し、これらの2つの曲線は、偏位に対して互いにほとんど対称である。この特性の結果、ダイアフラムアセンブリ21の軸方向サスペンションの直線化され組み合わせられたスチフネスがもたらされる。この結果さらに、1つの可撓性半径方向セクションしか有しない従来の駆動ユニットに比べて、駆動ユニットの高調波音響歪の発生さえも著しく減る。] 図4
[0023] 図2に示すように、主振動ダイアフラム4は、ダイアフラムアセンブリ21に取り付けることができるため、外側半径方向セクション2と内側半径方向セクション3との間に半径方向セクションを形成する。このように、図1に示される実施形態による場合のような主振動ダイアフラム4を覆う可撓性ダイアフラム1は存在しない。反対に、ドライバを正面から見ると、ダイアフラムアセンブリ21は3つの別々の(distinctive)同軸リングに分かれており、この場合、主振動ダイアフラム4は、軸方向運動を生じる中間の半径方向セクションを形成する。主振動ダイアフラム4は、その延在する取り付けフランジから内側半径方向セクション3及び外側方向セクション2に取り付けられている。この取り付けは通常、接着、熱ラミネート、溶着又は成形によってなされる。内側半径方向セクション3は、図1を参照して説明した実施形態と同様にその内側縁10から高周波ドライバシャーシ8に取り付けられており、これは外側半径方向セクション2をアセンブリシャーシ11に取り付ける場合も同様である。内側半径方向セクション3の高周波ドライバシャーシ8への取り付けは重要な取り付けである。この理由は、音響回折を最小限に抑え、且つ特に同軸用途において高周波ドライバダイアフラム7の音響結合を改善するために、その取り付けによって可能な限り滑らかな境界面を形成する必要があるためである。これは、上述したダイアフラムアセンブリ外側継目5とアセンブリシャーシ11との間の取り付けにも当てはまる。内側半径方向セクション3と高周波シャーシ8との間に隙間があれば(to be a gap)、図5に示すように周波数応答が損なわれる。本発明による構造の場合、高周波帯域は通常3kHz〜20kHzであり、平均感度がおよそ88dB/W/1mである。それぞれ、中音周波数帯域は通常、450Hz〜3kHzであり、平均感度が94dB/W/1mである。] 図1 図2 図5
[0024] 主振動ダイアフラム4は、図1を参照して説明した実施形態のように、同様のボイスコイル巻線9にさらに取り付けられる。ボイスコイル巻線9は、ボイスコイルフォーマー6を介して主振動ダイアフラム4の内側に延在する取り付けフランジに取り付けられる。主振動ダイアフラム4が軸方向に運動すると、図1に示される実施形態のように変形することによって外側半径方向セクション2及び内側半径方向セクション3が押し戻される。この変形は図4に示すモデルと一致する。] 図1 図4
[0025] 図3は、図1に示す実施形態の分解図及び組立図を示し、例示的な詳細及び必須の詳細の両方(couple)が描かれている。外側取り付けリング31が、取り付け表面(図1及び図2の外側取り付け表面17)を有し、該取り付け表面は内向きに傾いており、ダイアフラムアセンブリ21の外側継目5を収容するように正確に作製されている。また、図3は、ボイスコイル巻線9から延びる2つのボイスコイル可撓性ワイヤ32を示す。電力増幅器等(or such)が、存在し得るパッシブクロスオーバフィルタ(図示せず)を通して可撓性ワイヤ32を介してボイスコイル巻線9へ接続される。代替的にはこのフィルタの代わりにアクティブ電子フィルタを用いてもよく、この場合、これらのフィルタは、それらの特定のボイスコイル9、20を信号帯域幅でそれぞれ駆動する電力増幅器の前に位置し、場合によっては上記ドライバを補うように均等化する。] 図1 図2 図3
[0026] 上記実施形態は、幾つかの(a couple of)有利な代替形態のみを示している。当然ながら、特許請求の範囲において規定される本発明を実施する他の任意選択的な方法がある。例えば、主振動ダイアフラム4は外側半径方向セクション2及び内側半径方向セクション3と密接していてもよく、そのためこれらの部分は剛性及び可撓性という部分的な特性を有する一様な構造を有する。そのような特性は、理論上は、様々な断面厚さ又は硬さを有する一様な材料でダイアフラムを製造することによって実現することができる。]
权利要求:

請求項1
ラウドスピーカドライバ(22)であって、剛性スピーカフレーム(11、13、15、19、8)と、前記剛性スピーカフレームに取り付けられる永久磁石(13)と、前記永久磁石と電磁力によって相互作用するボイスコイル巻線(9)と、前記ボイスコイル巻線(9)が軸方向運動を伝えるダイアフラムアセンブリ(21)であって、該ダイアフラムアセンブリの前側は音を再現する主な方向を形成し、該ダイアフラムアセンブリの後側は前記ボイスコイル巻線(9)へ接続される、ダイアフラムアセンブリ(21)と、前記ダイアフラムアセンブリ(21)に含まれる弾性外側セクション(2)であって、該弾性外側セクションの外側リム(5)が前記スピーカフレーム(11)の外側部分に取り付けられる、弾性外側セクション(2)と、を備え、前記ダイアフラムアセンブリ(21)が、前記弾性外側セクション(2)と弾性内側セクション(3)との間に取り付けられる剛性主振動ダイアフラム(4)を備え、該剛性主振動ダイアフラムの内側リム(10)が前記スピーカフレーム(8)の内側部分に取りつけられ、前記ダイアフラムアセンブリ(21)の前記前側及び前記内側リム(10)が実質的に連続的な半径方向プロファイルを有することによって、前記ダイアフラムアセンブリ(21)及び該ダイアフラムアセンブリ(21)と前記スピーカフレーム(8)の前記内側部分との連結部に急激な不連続部が生じないことを特徴とする、ラウドスピーカドライバ。
請求項2
ラウドスピーカドライバ(22)であって、前記ドライバの前側から見た場合に前記主振動ダイアフラム(4)は前記弾性ダイアフラム(1)によって覆われるように、前記主振動ダイアフラム(4)は前記ダイアフラムアセンブリ(21)に取り付けられることを特徴とする、請求項1に記載のラウドスピーカドライバ。
請求項3
ラウドスピーカドライバ(22)であって、前記ドライバの前側から見た場合に前記主振動ダイアフラム(4)は露出するように、前記主振動ダイアフラム(4)は前記ダイアフラムアセンブリ(21)に取り付けられることを特徴とする、請求項1に記載のラウドスピーカドライバ。
請求項4
ラウドスピーカドライバ(22)であって、該ドライバ(22)は、前記ダイアフラムアセンブリ(21)と共に高周波ダイアフラム(7)を備える入れ子式ドライバであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のラウドスピーカドライバ。
請求項5
ラウドスピーカドライバ(22)であって、前記高周波ダイアフラム(7)は前記スピーカフレーム(8)の前記内側剛性部分に収納されていることを特徴とする、請求項4に記載のラウドスピーカドライバ。
請求項6
ラウドスピーカドライバ(22)であって、前記ダイアフラムアセンブリ(21)は実質的に一定の前方フレア角度を有することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載のラウドスピーカドライバ。
請求項7
ラウドスピーカドライバ(22)であって、前記ダイアフラムアセンブリ(21)は次第に増す前方フレア角度を有することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のラウドスピーカドライバ。
請求項8
ラウドスピーカドライバ(22)であって、前記前方開放フレア角度は30度〜80度であることを特徴とする、請求項6又は7に記載のラウドスピーカドライバ。
請求項9
ラウドスピーカドライバ(22)であって、前記スピーカフレーム(8)の前記内側剛性部分は前記ダイアフラムアセンブリ(21)と前記前方フレア角度を共有していることを特徴とする、請求項6に記載のラウドスピーカドライバ。
請求項10
ラウドスピーカドライバ(22)であって、前記スピーカフレーム(8)の前記内側剛性部分は、断面で測定した場合において、前記ボイスコイル(20)の運動軸とシャーシ(8)の半径方向の接線との間に30度〜80度の前方開放角を有することを特徴とする、請求項9に記載のラウドスピーカドライバ。
請求項11
ラウドスピーカドライバ(22)であって、前記ダイアフラムアセンブリ(21)と前記アセンブリシャーシ(11)との間の軸方向オフセットが前記外側リム(5)にわたって測定した場合に2mm未満であることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載のラウドスピーカドライバ。
請求項12
ラウドスピーカドライバ(22)であって、前記ダイアフラムアセンブリ(21)と前記スピーカフレーム(8)の前記内側剛性部分との間の軸方向オフセットが前記継目(18)にわたって測定した場合に2mm未満であることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載のラウドスピーカドライバ。
請求項13
ラウドスピーカドライバ(10)であって、前記高周波ダイアフラム(7)の前記ボイスコイル(20)は10mm〜55mmの直径を有することを特徴とする、請求項1〜12のいずれか1項に記載のラウドスピーカドライバ。
請求項14
ラウドスピーカドライバ(22)であって、前記ボイスコイル巻線(9)は15mm〜110mmの直径を有することを特徴とする、請求項1〜13のいずれか1項に記載のラウドスピーカドライバ。
請求項15
ラウドスピーカドライバ(22)であって、前記主振動ダイアフラム(4)は35mm〜250mmの直径を有することを特徴とする、請求項1〜14のいずれか1項に記載のラウドスピーカドライバ。
請求項16
ラウドスピーカドライバ(22)であって、前記主振動ダイアフラム(4)は100mmの直径を有することを特徴とする、請求項14に記載のラウドスピーカドライバ。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题
KR100626974B1|2006-09-22|스피커
US10117018B2|2018-10-30|Speaker module
JP4861825B2|2012-01-25|スピーカシステム
US9307321B1|2016-04-05|Speaker distortion reduction
JP4181989B2|2008-11-19|Loudspeakers with direct and optimum acoustic performance
CN102461210B|2015-06-17|扬声器内部悬架
TWI408970B|2013-09-11|Loudspeaker device
US6594372B2|2003-07-15|Electroacoustic transducer
TWI406575B|2013-08-21|微型喇叭
DE60315547T2|2008-04-30|Lautsprecheranordnung
JP3651455B2|2005-05-25|スピーカ
CN102884809B|2015-07-22|具有压缩腔的同轴扬声器系统
US7302076B2|2007-11-27|Low profile speaker and system
DE60203329T2|2006-03-23|Magnetsystem für Lautsprecher
US7020301B2|2006-03-28|Loudspeaker
US6320970B1|2001-11-20|High frequency compression drivers
JP2006287418A|2006-10-19|スピーカ装置
US5875252A|1999-02-23|Loudspeaker for high frequencies
JP4675895B2|2011-04-27|Speaker, diaphragm structure and speaker unit
EP2023655B1|2013-11-13|Speaker device
WO2002102113A1|2002-12-19|Haut parleur
US20170171664A1|2017-06-15|Sound producing device
HU9900179A2|1999-04-28|Rezgéskeltő átalakító és hangfal
US8199962B2|2012-06-12|Loudspeaker diaphragm and loudspeaker using the same
US6111969A|2000-08-29|High fidelity, broad band acoustic loudspeaker
同族专利:
公开号 | 公开日
AU2008352372A1|2009-09-11|
EP2258117B1|2019-10-09|
AU2008352372B2|2013-12-19|
EP2258117A1|2010-12-08|
ES2757818T3|2020-04-30|
CN101971644A|2011-02-09|
WO2009109228A1|2009-09-11|
CN101971644B|2013-09-25|
US20130142379A1|2013-06-06|
US8660279B2|2014-02-25|
JP5258907B2|2013-08-07|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
JPS55138889U|1979-03-23|1980-10-03|||
JPS55150571U|1979-04-12|1980-10-30|||
JPH03504310A|1988-05-09|1991-09-19|||
JPH04326296A|1991-04-25|1992-11-16|Matsushita Electric Ind Co Ltd|Speaker|
JP2003061187A|2001-07-21|2003-02-28|Kh Technology Corp|中周波スピーカ駆動装置|
JP2003299191A|2002-04-05|2003-10-17|Matsushita Electric Ind Co Ltd|スピーカおよびその製造方法|JP2017535168A|2014-10-06|2017-11-24|ゲネレク オーワイ|導波路を有するラウドスピーカー|
US10638230B2|2017-05-03|2020-04-28|Genelec Oy|Diaphragm assembly, transducer and method of manufacture|US5548657A|1988-05-09|1996-08-20|Kef Audio Limited|Compound loudspeaker drive unit|
AU4683493A|1992-07-17|1994-02-14|Linaeum Corporation|Audio transducer with etched voice coil|
JP3131811B2|1992-11-25|2001-02-05|松下電器産業株式会社|スピーカ|
US5991425A|1996-12-13|1999-11-23|Sony Corporation|Low reflection/low diffraction treatment for loudspeaker transducer diaphragm|
JP3924918B2|1998-05-20|2007-06-06|ソニー株式会社|楕円型スピーカ|
US6356640B1|2001-05-16|2002-03-12|Steff Lin|Direction adjusting arrangement for tweeter|GB2474853B|2009-10-27|2014-01-01|Gp Acoustics Uk Ltd|Loudspeakers|
JP5559355B2|2009-12-17|2014-07-23|ジェネレックオーワイ|駆動ユニット取り付け構成及びラウドスピーカー|
EP3008917A1|2013-06-14|2016-04-20|Genelec OY|Suspension element for suspending the diaphragm of a loudspeaker driver to the chassis thereof as well as driver and loudspeaker comprising the same|
GB2525407B8|2014-04-23|2017-03-01|Martin Audio Ltd|Loudspeaker apparatus|
GB2532436B|2014-11-18|2017-01-11|Ps Audio Design Oy|Loudspeaker apparatus|
GB2546067A|2015-12-14|2017-07-12|Martin Audio Ltd|Loudspeaker|
US9743189B2|2016-01-05|2017-08-22|Apple Inc.|Microspeaker with improved high frequency extension|
GB2567673A|2017-10-20|2019-04-24|Gp Acoustics International Ltd|Loudspeaker|
法律状态:
2012-06-20| A977| Report on retrieval|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120620 |
2012-07-11| RD04| Notification of resignation of power of attorney|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20120710 |
2012-07-12| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120711 |
2012-10-12| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121011 |
2013-03-18| TRDD| Decision of grant or rejection written|
2013-03-27| A01| Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130326 |
2013-05-02| A61| First payment of annual fees (during grant procedure)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130423 |
2013-05-02| FPAY| Renewal fee payment (event date is renewal date of database)|Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160502 Year of fee payment: 3 |
2013-05-02| R150| Certificate of patent or registration of utility model|Ref document number: 5258907 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
2016-05-10| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
2017-05-09| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
2018-05-08| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
2019-05-07| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
2020-04-23| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
2021-04-22| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
[返回顶部]